落葉樹木の植栽時期












  樹木生態の常識として、今までは落葉している時期〜梅雨時期までというのが定着していました。
 
  ところが 
  近頃、「樹体力に基づく判断」という考え方が出てきました。
  発芽前は別として、新芽を出し、花を咲かせる時期は木の体力が最も落ちている時期であり
  移植には適さない。 というものです。

  確かに事実です。
  昔から花後の移植はダメって事になってるし、発芽後は芽が固まるまで動かさない。のは常識。

  ただ、樹体力が最も旺盛になるのは8月〜9月末。
  この時期の植栽は勇気が要る。さあ・・・どうする。

  有名な樹木医は8月でも移植をするという。
  しかも枝透き剪定もしないで。
  失敗例は無いらしい。


  私が最も信頼している樹木屋さんの「爺」に教えてもらった方法も、上記と非常に似通っている。


  夏の植栽にも挑戦しようと思っています。
  (もしもダメだったら責任持って補償しますのでご安心ください。)


  秋植栽は当地では避けるのが無難と考えます。
  冬季の乾燥した風が枝を傷めます。また、幹からも遠慮なく水分を奪ってしまうからいけません。
  湿度があったり、温暖な地域においては冬季の植栽は「樹体力」的考え方からして最高でしょう。


  追記
   ここ数年、夏の植栽工事を増やしています。
   結果、枯れません。植栽後の生育も良好旺盛です。
   水管理が解りやすいのもあり(葉の状態が見やすい)お客さんも楽だとの事。
   施工者は相当な苦しみを伴いますが 芝張りは夏が最高です。

   この時期の植栽 良いと思います。





    なぜ秋植栽をしないのか も説明します。








                                                        やさしい庭づくり草設計事務所





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