有機質肥料
 
  堆肥、牛糞、鶏糞など自然な材料を腐食熟成変化させた肥料の総称です。
  堆肥には牛糞堆肥、鶏糞堆肥、バーク堆肥(樹木の皮などを原料とします)などがあります。

  これらの有機肥料の成分はそのままでは養分として吸収できません。
  菌類やバクテリアが分解したり化学変化し、無機化してやっと養分として根から吸収されます。

  有機質肥料は土の団粒化に効果があります。(簡単に言えば掘りやすい土にします)  →
  根が伸びたり、養分・水分・酸素を吸収しやすい土を作る手助けをします。

  このため、有機質肥料は
寒肥(冬の間に施し、発芽成長に備える)に使うのが一般的です。


化成肥料

  肥料の三要素といわれる 窒素、燐酸、カリや各種ミネラルを計算して含有させた肥料です。
 
  錠剤のような固体から顆粒、液肥まで各種多様な製品が販売されています。

  化成肥料は既に無機化された肥料なので植物はダイレクトに吸収します。
  また、表面のコーティングによって効果の持続期間、即効・遅効の選択も可能です。                                                  

  即効性の化成肥料は
礼肥(花や実の後に施す)に適しています。
  緩効性の化成肥料は
置肥に適しています。(芝などにも良いです)

  私は有機肥料信者ではありません。  適期適剤でよいと考えています。




簡単にまとめると

 
土を良くしながら木にもゆっくり効くのが有機質肥料

  木に直接効くのが化成肥料

  人間で考えると

  有機質肥料は毎日の食事。
  化成肥料は疲れたときの栄養補助剤と考えればぴったりです。



※植栽した年は絶対に肥料を与えないでください。





    もう少しありますが。




                              
やさしい庭づくり 草設計事務所








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有機質肥料と化成肥料の違い