土のはなし
草のきもち 2 でも少し書きましたが
庭にとって土は一番大切なものです。
「造成地で石がごろごろして庭なんか作れない〜。」ってみなさん
ちょっと読んでみて下さい。
大雑把に言ってしまうと
水はけの良い土ならどうにでも使えます。
粘土や火山灰土等ねっとりやホクホクの土は水分を吸収してしまうと放出しない性状です。
つまり、そんな土に木を植えれば、根はいつも水の中にあるようなものです。
酸素の吸収が出来ず、最後は根腐れを起こします。
一旦根腐れを起こした木はほとんど再起不能です。
以前、お世話になった親方は移植の時
「河原の木はどうやっても枯れない。畑の木はいけね〜ヨ。」とよく言ってました。
がらがらの石だらけの河原に生えてる木は細根の張りが良い。
逆に柔らかい畑の土に植わっている木の根は生育が悪い。
って事なんです。
がらがらの石だらけは決して悪い土じゃないんです。
やさしい庭づくり 草設計事務所
畑の土は毎年耕すから良いんです。
植えた木の周りは毎年耕せないから
畑土だと、どんどん締め固まってしまいます。
補 足 石混じりの土は冬季に凍ると、 石が沈みます。 土の中で構成物が移動するんです。 これでちょっとした耕転が出来ます。 土の中に隙間が出来、 根に水分、酸素が通い易くなります。 ね。 石混じりって良いでしょ。 |