屋上庭園(屋上植栽)の計画について

設置箇所のスラブ強度は大抵の場合充分計算されていますので安心ですが

1.絶縁(水)が不十分な物件が多く見られます。

 樹木の根は力持ちです。
 瞬発力はありませんが、じわじわと重量物を持ち上げたり、細かな隙間に侵入したり。
 コーキングは弾性があり、初期侵入し辛く、接着力も強いため比較的良いのですが、
 モルタルで充填した箇所はヒビが入ったらお仕舞いです。
 じわじわと根が侵入しヒビを拡大し、遮水効果はなくなります。

 今までの経験で一番良かったのはFRP塗布による断水です。
 客土の下に入ってしまう為、紫外線劣化も心配ありません。


2.排水口は詰まります。

 植栽箇所からのオーバーフロー及び排水の出口は確実に詰まると考えてください。
 どんなに立派なフィルター層を設置しても、シルトや粘土質の土が次第に堆積し、根も侵入します。
 数年植え替えしない植木鉢の中をご想像下さい。

 排水機能部は通気により他の部位より温度が下がります。
 根に付いているセンサーは正確に察知し排水口へ攻め入ってしまいます。
 木の下に排水口があったらどうします?

 これに対する事前策はありません。

 詰まった場合、掘り起こして撤去する他に手段はありません。
 改修しやすい場所に、改修しやすい方法で設置しておく事をお勧めします。

やさしい庭づくり 草設計事務所

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