水撒きはとても難しいです。

毎日たくさんあげてもいけない。
ちょっとずつあげてもいけない。

さあ、どうすればいいでしょう。

雨が数日降らないと
葉が反ったり俯いたりします。これが水まきのタイミングです。
あげる量はたっぷりと。

木の根の大きさを想像してください。
根元幹直径の6〜8倍が半径で深さは約60センチと考えてください。
理想はこのサイズと同量程度の水を与える事です。

ただし、土の表面が乾いていると水は浸透していきません。
そんな場合は、
ホースから水をちょろちょろ出して、幹の辺りに放置してください。
周囲の土がしっかり含水し、変色するまで与えてください。

庭の土質や浸透力によって灌水量も変化する為、植付け後に必要量を説明いたします。

植え付け当初は根が切られている為、充分な吸水能力が機能しません。
このため通常より多くの水を欲しがります。
毎日でなくて構いません。葉の状態をよく観察してください。

夏場は日没後の水撒きをお薦めします。
朝撒くと、気温上昇で水分がお湯になってしまい根に障害が出る事があります。


木をよーく見てあげてください。


もうひとつ大切なこと。

夏場のホースに溜まった水は水ではありません。

熱湯 です。

これを撒いたら根は火傷します。
お気を付け下さい。


雨水は水道水より有効です。
自然のミネラルを含んでいる為、バクテリアの健全な繁殖を促します。
雨どいから分岐させ、庭の水撒きにお使いください。

きっと 予想以上の節約と効果が得られます。





                         

                                                       やさしい庭づくり 草設計事務所



水まきのこと