完成後の庭の手入れは

植栽翌春までは

 
 1.水管理が全てです。

   葉の状態を観察してください。

   乾燥が続くと 葉がしおれ、だらーんと垂れてきます。
   このタイミングでたっぷりと水をあげてください。

   根元にホースを置き、ちょろちょろと浸透させてください。
   木のサイズにも依りますが、10〜30分程度出しっ放しで置いてください。
   決して急がない。手で持っての水撒きは予想以上に浸透していきません。
   最も良いのは雨水です。可能であれば雨どいから溜めてご利用ください。
   お風呂の残り水(お湯でなく水です)でも大丈夫です。


 
 2.肥料はあげない。

   移植に際し、大小様々な根を切ってあります。
   ここから新しい細根が出てきますが、出始めの根は非常に繊細です。
   強い肥料成分が当たるだけでヤケドしてしまいます。

   また、養分がなければ少しでも吸収しようと、一生懸命根を伸ばします。
   頑張らせる事も必要です。


  3.芝は出来るだけ伸ばして

   木も芝も同じですが、自活させる事を第一と考えます。
   しっかりと光合成をさせ、養分を自製出来る様に出来るだけ芝刈りを控えてください。
   とにかく水撒き。スプリンクラーを使えば楽ちんです。


  4.虫、病気は発生しやすいです。

   植付け当初は木の体力が落ちている為、
   アブラムシや毛虫、うどんこ病等が発生しやすい状況になります。
   直接噴霧する殺虫剤、殺菌剤は問題ありませんが、
   根から吸わせるタイプの薬剤は使用しないでください。
   アブラムシ、カイガラムシ(白いタイプ)は木を枯らす事はありません。
   葉を食べる毛虫は、蒸散抑制の観点からみれば益虫となります。
   発生が見られたらご一報ください。


  5.枯れ枝は発生するもの

   衝撃的な表現ですみません。
   肥料の項目にも記しましたが、根を切ってある為枝は枯れます。
   無責任なようですがしっかりと説明します。

   木は根と枝がほぼ一対になっています。
   根一本が吸う水は一本の枝を支えます。
   この為、移植に際し大きく根を切ってある場合 連動する枝は枯れてしまいます。
   収支のバランスが崩れるので、枝葉を維持できません。
   根が水を吸えないのに、葉が蒸散すれば木は干乾びてしまいます。

   安心してください。
   木は自身にとって大切な枝は枯らさないよう調整します。
   光合成に必要な枝葉を効率良く残すよう調節するのです。

   草設計事務所の植栽木は丈夫に育つよう、また、樹木の自立を促すため
   植付け時の枝切りを最小限にしてあります。
   (これは植木屋の常識とは かけ離れていますが。)
   この為、枝枯れは散見されますが、木は枯れません。
   そのように植えております。



   もっと詳細を知りたい方は info@sosekkei.com 宛てお問い合わせください。

   枯れない植え方、自然な育て方 お教えいたします。

















                                       
やさしい庭づくり 草設計事務所
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